
1. 乳腺炎(にゅうせんえん)
症状:
- おっぱいが赤く腫れる
- 強い痛みがある
- 発熱や悪寒がある
原因:
- 母乳の詰まり
- 細菌感染
対処法:
✅ 授乳の仕方を見直す:赤ちゃんがしっかり飲めるよう、抱き方を工夫しましょう。
ラッチオン

ポジショニング
✅ 温めてからマッサージ:授乳前に温かいタオルで温め、優しくマッサージして母乳を流れやすくします。 特に、授乳前に乳頭をマッサージして柔らかく伸びやすくしましょう!
✅ 無理せず病院へ:高熱が続く場合や痛みがひどいときは、すぐに医師に相談しましょう。
2. 乳頭のひび割れ・痛み
症状:
- 授乳時に乳首が痛む
- 乳頭にひび割れや傷ができる
原因:
- 赤ちゃんの吸い付きが浅い
- 乾燥や摩擦
対処法:
✅ 正しい授乳姿勢を意識する:赤ちゃんの口が乳首全体を覆うようにしましょう。

✅ 保湿ケア:純度の高いラノリンや母乳を塗ると回復が早くなります。授乳後に塗って、授乳前に拭き取りましょう!
✅ 乳頭保護器を使う:傷がひどい場合は、一時的に保護器を使用するのもおすすめ。
3. しこりや張り(母乳の詰まり)
症状:
- しこりができて痛い
- おっぱいがパンパンに張る
原因:
- 母乳がスムーズに流れていない
- ストレスや疲れによる影響
対処法:
✅ 授乳の頻度を増やす:できるだけ頻繁に授乳し、詰まりを解消しましょう。授乳回数を増やすと、疲労が増すかもしれませんが、母乳のつまりは、乳腺を詰まらせないことが必要です。最初の内は頻回に授乳することをお勧めします。
✅ 温め&マッサージ:入浴時におっぱいを温め、やさしくマッサージすると流れがよくなります。
✅ 搾乳する:赤ちゃんが飲みきれない場合は、搾乳して母乳をため込まないようにしましょう。
手動搾乳機、電動搾乳機などがあります。お子様がNICUやGCUに入院されている方は、搾乳機で搾乳し持参することが愛着形成に重要です。
4. 乳頭のかゆみ・湿疹
症状:
- かゆみや赤みがある
- 皮がむけたり、湿疹ができる
原因:
- 乾燥やアレルギー
- カンジダ(真菌)感染
対処法:
✅ 保湿をしっかりする:低刺激のオイルやクリームで保湿しましょう。
✅ 通気性の良い下着を選ぶ:化学繊維ではなく、コットン素材のブラジャーがおすすめ。
✅ 感染が疑われる場合は病院へ:赤みや湿疹が広がる場合は、早めに医師に相談を。
まとめ
おっぱいトラブルは放置すると悪化することもありますが、適切なケアをすれば改善できます。無理せず、つらいときは専門家に相談しましょう。おっぱいの健康を守ることで、授乳期間を快適に過ごせますよ!
